
かわいい絵がどこまでも続く
浄水場通りの大壁画
2007年夏休み、宮前区誕生25周年記念事業として、宮前区子ども会連合会の子どもたち200人により、高さ3メートル×長さ120メートルの「子ども大壁画」が浄水場通りに製作されました。
のびのびと描かれた51画のテーマは「夢と生物」。いきいきとした動物や魚の絵、カラフルな草花や虫の絵、ユーモラスな謎の生物(?)の絵など、見ているだけで楽しく、子どもたちの奮闘ぶりが伝わってきます。
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宮前区内を走るバスは約45系統。坂が多い地域でもあり、バスは日常の足として欠かすことができないものです。 第8回 「登05 菅生車庫-登戸駅(生田緑地口)」の旅路線案内
菅生車庫
蔵敷団地
平
平橋
五所塚
登戸駅
<バス旅記>
かわいい絵がどこまでも続く 2007年夏休み、宮前区誕生25周年記念事業として、宮前区子ども会連合会の子どもたち200人により、高さ3メートル×長さ120メートルの「子ども大壁画」が浄水場通りに製作されました。 のびのびと描かれた51画のテーマは「夢と生物」。いきいきとした動物や魚の絵、カラフルな草花や虫の絵、ユーモラスな謎の生物(?)の絵など、見ているだけで楽しく、子どもたちの奮闘ぶりが伝わってきます。
薬王庵のお地蔵さまと 右手に赤い前掛けをつけたお地蔵さまが見えてきました。ここは「薬王庵」。宝暦14年(1764)、平に住んでいた山田平七翁が「準西國稲毛三十三所観音霊場」を開き、創立の誓願が成就したことを記念して境内に供養塔を建立。正面には “あがり観音”と呼ばれる如意輪観音が建てられ、三十三所観音霊場巡拝を終えた人々がお参りに訪れます。 「ここのツバキはきれいだよ。赤、白、赤地に白、白地に赤、いろいろな色に咲き分けるの」。通りがかりのおばあちゃんがお地蔵さまの上に葉を茂らせる木を指さして教えてくれます。見上げると、ぎゅっとまだまだ固いツバキのつぼみ。「咲くのは2月から3月頃だったかなあ。また観に来てくださいね。今の時期はサザンカが咲いていますよ」。
田んぼの前にちょこんと 石塔の表面に何か文字が彫られていますが、はっきりと読めません。『宮前区ガイドブック』を見ると、どうやらこれは「土祖大神」という土の神さまのようです。 「毎年1月第2日曜にここで『どんど焼き』が行われ、子どもたちが長い棒の先につけたお餅を焼いて食べるんですよ」と買い物帰りの女性。「どんど焼きの開始時間は回覧板でまわってきますよ。ほら、そのまわりがちょっと焼けているのがわかるでしょ」。確かに石塔や水路にすすけて黒くなっている部分があります。この地域には田んぼだけでなく、お正月の伝統行事も残っているのです。
茅葺きの山門が 「山門は文化7年(1810)に再建されたもので、今回、石段とともに全面改修しています。2008年3月のお彼岸までには完了する予定です。山門の屋根が茅葺きだというお寺は、もうあまりないでしょうね」とお寺の方。 泰平山東泉寺は室町時代の文明13年(1481)に創建。準西國稲毛三十三所観音霊場の第33番札所であり、午歳の春にご開帳されます。また、都筑橘樹地蔵菩薩霊場でもあり、こちらは酉歳のご開帳。 「本堂の奥にある永代供養塔の後方に20種類のツバキが咲きます。早いものは9月から、いちばんの見頃は2月から3月ですね。4月下旬には山門の横にあるウコンザクラが薄い黄色の花を開いて、すごくきれいですよ」。
保存樹林に囲まれた長尾神社。 長尾神社は明治42年(1909)、地域の鎮守であった「五所権現社」と「赤城社」を合祀。それぞれで行われていた的祭も統合されました。 的祭は毎年1月第2日曜。江戸時代から伝わるお祭りで、神前で的を射て、1年の五穀豊穣や無病息災を祈願します。射手は稚児と介添人2人ずつで、実際に的を射るのは介添人。矢が的に当たると見物客から拍手と歓声が沸き起こります。
長尾神社の境内に咲いていた 葉を落とした後の木々は幹や枝がむきだしになっているため、その形や太さ、長さ、広がりをよく眺めることができます。緑に包まれた木はもちろん美しいですが、1本1本の個性があらわとなる葉のない木も美しさに迫力があるなあ。 と見渡していて、目に入った赤い花。そばに寄り、木の下に花びらが1枚ずつ落ちているのを見て、これはサザンカ、……だよね? 薬王庵や東泉寺でツバキの話を聞いてきた今回。ツバキとサザンカの違いがきちんと見分けられないことを心残りに思いながら、登戸駅へ向かったのでした。 文・写真・地図:森田奈央 2007年12月に取材しました。
川崎市在住のフリーライター。散歩が好きで、 好奇心のおもむくままに日々歩きまわっている。著書に猫を追いかけて歩いた「ネコ路地へ行こう」(小学館文庫)。 |