宮前区有馬にある小さな家で、平日に肢体障害者の方が集まって作業しているのをご存知ですか?ここは「宮前ふれあいの家」という名の、主に肢体障害を持った方の為の作業所です。平成14年4月に川崎市に承認を受け設立された作業所で、肢体障害者用としては実は宮前区内で初めての設立でした。
現在もスタッフとして参加している1人の「身内に障害者がいて作業所に通いたいと言うけれど、高津区にしかなく不便だ」というひとつの声から、何とか出来ないかと設立を考えたそうです。同じ思いを持った人に声をかけ、身内や地域の障害者の為の作業所には何が必要だろうどうしたらいいだろうという話し合いを重ね、開所した作業所は、障害を持つ人達が作業を通して生きがいを感じ、また地域社会との繋がりやふれあいを大切にしようと「宮前ふれあいの家」と名づけられました。

作業内で行われる細かな作業
宮前区有馬にある小さな家で、平日に肢体障害者の方が集まって作業しているのをご存知ですか?ここは「宮前ふれあいの家」という名の、主に肢体障害を持った方の為の作業所です。平成14年4月に川崎市に承認を受け設立された作業所で、肢体障害者用としては実は宮前区内で初めての設立でした。
現在もスタッフとして参加している1人の「身内に障害者がいて作業所に通いたいと言うけれど、高津区にしかなく不便だ」というひとつの声から、何とか出来ないかと設立を考えたそうです。同じ思いを持った人に声をかけ、身内や地域の障害者の為の作業所には何が必要だろうどうしたらいいだろうという話し合いを重ね、開所した作業所は、障害を持つ人達が作業を通して生きがいを感じ、また地域社会との繋がりやふれあいを大切にしようと「宮前ふれあいの家」と名づけられました。
作業所では平日の朝9時半から午後3時半まで、休憩を挟みながら作業が行われます。障害者の方は宮前区内全域から公共バスや、車によるスタッフの送迎で通勤しています。仕事は障害者作業に理解ある川崎市の企業から、細かい電子部品作業を請け、納期までに丁寧に仕上げています。
一日作業での楽しみにもなっているお昼は、隣接した建物でスタッフの1人が給食を手作りしているそうです。

作業所前バザーで販売している商品の一部
現在作業所には常時3名のスタッフと、登録した14名の障害者の方のうち毎日8名から10名が来ています。登録した障害者の方は「私にも何か出来ないか。家にこもらず社会に出たい」と、自ら宮前区の保健センターや社会福祉事務所、社協(社会福祉協議会)などを通じて申し込み、作業員として働いています。
スタッフの方は「障害者は家にこもってしまい暗くなりがちだけれど、ここに来たら仲間もいるし外の空気に触れて明るくなるんですよ」と話してくださいました。作業中真剣に手を動かしているみなさんも、休憩中には大きく伸びをしたり仲間やスタッフと談笑されたりしていました。ただ作業を繰り返す以外にも、こういった楽しみがあるから毎日頑張ることができるのでしょうね。また、作業で指先を使う事がリハビリになり「以前に比べて指が動くようになったんです」というお話も聞くことができました。
細かい作業の手助けになっているのが、地域の方が作ってくれた沢山の補助具です。机の上で部品同士を組み立てる作業を行う時に木製の型で部品を固定させると、障害がある指先でもしっかりと組み立てる事ができます。木製の型は部品ごとに複数あり、それぞれ誰もが扱いやすく作業がしやすいようにと工夫されています。
こうした地域の皆さんによる支援のおかげで自分達だけでは出来ない事が出来るようになったり、今まで行けなかった場所にも行けるようになったりと少しずつ自立精神が養われていくのだそうです。
毎日の作業は仕事として行われるので、作業した分だけお給料をもらうことができます。また、バザーなどの売り上げもお給料として支払われるそうです。障害を持っていても働けるという自信が、自立精神を大きく育てる事にも繋がるのですね。
そんな中『障害者自立支援法』が変わろうとしているそうです。これまでとは違う運営母体への変更や、より自立を促すようになるという状況を、スタッフの方が話してくださいました。同じ不安を抱える神奈川県内や宮前区内の障害者団体と話し合い情報交換を行いながら、今後の活動を考えているそうです。
作業以外にも区や地域、川崎市障害者作業所連絡会などが主催する各種イベントやバザーに参加して大勢の人と交流を深めています。作業所内で作った作品を展示や販売をしたり、イベントではコンサートに参加したりもしました。宮前市民館で行われた区民祭にも作品を展示されたそうですので、ご覧になられた方もいるのではないでしょうか。
バザーは毎月10日に作業所前でも行われていて、ここでは自主製品や地域でとれた季節の野菜を販売しています。また、チャイナペインティングという白磁の陶器に絵を描いた商品もあり、バザーとは別に体験教室も行われています。自主製品の中にはバザーの日以外にも作業所「宮前ふれあいの家」販売している手作りの味噌・梅干し・竹炭・竹酢液などもあり、それらは作業所のスタッフや障害者の方が実際に収穫し加工に参加しているそうです。

看板「宮前ふれあいの家」
仕事以外でもボランティア講師の指導によるリハビリ体操やヨガ・カラオケ、そして年に2回の研修旅行や季節ごとの交流会も行われています。
ふれあいを大切にする作業所では、取材時も暖かい笑顔で溢れていました。地域社会の一員として頑張る障害者の方々を、地域も暖かく受け入れ応援しています。