
子どもの権利シンポジウムで
発表する、中学生代表。
宮前区地域教育会議は1996年に設置され、既に設置されていた区内8中学校区地域教育会議と協働しながら、地域教育力の向上を目指し、地域に密着した活動を続けています。行政区・中学校区の地域教育会議のメンバーは、地域住民・地域団体・学校関係者・行政などで、子どもに関係するあらゆる人が一同に会する唯一の50〜60名の会議体です。中学校区は各校区に根ざした教育活動を、行政区は中学校区の支援や補完・行政への提言などを活動の柱にしています。
宮前区地域教育会議の活動の中で、昨年から各中学校区と協働しているものに「地域安全マップ」体験があります。安心安全な教育環境を作る為に大人の見守りなど様々な取り組みが行われていますが、これは、小中学生を対象に自分自身を自分で守る危機管理能力の向上の為の教育プログラムで、専門の研修を受けたインストラクターをまず育成し、そのインストラクターがガイダンス・フィールドワーク・地図作り・発表と学びのピラミッド理論を基に指導するものです。既に、小学校の総合学習やさまざまな地域活動の場面で大人と子供に実施しています。犯罪が起こりやすい場所はどんな場所なのか、実際に子ども達と町を歩きながら気をつける視点(見えにくい・入りやすい)を意識付けます。この事業提案の際には、研修プログラム・教案として提示し、この事業の主旨・意義が具体的に理解され共有できるようにしています。「子供の教育に地域の大人が参加する際、できるだけ学校の負担を増やさないようにしたい」との想いから、地域教育力の向上を目指しています。
また、12月には宮前市民館で、子どもの権利について考えるシンポジウムを開催しました。全国で初めて施行された「川崎市子どもの権利に関する条例」について、8中学校の生徒会の生徒さんと保護者・教員・地域の人が話し合いをしました。今の大人が子どもだった頃には薄かった「権利」の意識、今親として子どもに向き合う時に知らず知らず侵している「権利」。そもそも自分自身にどんな「権利」があるのかわからない子供たち。普段の生活の中で気付かないで犯している具体的な事例や現在の子どもが置かれている状況について、専門家から指摘の後、中学生からは、権利について初めて真剣に語り合い学んだ事の発表も行われ、親世代には子どもの考えを知る機会にもなりました。



