地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、川崎市宮前区の地域ポータルサイト「宮前ぽーたろう」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

川崎市宮前区の地域ポータルサイト「宮前ぽーたろう」

川崎アワード

第24回 弁慶の足跡を探して ~弁慶の鍋ころがし~

川崎市多摩地区~麻生地区には、義経と弁慶の伝説がいくつも残っているのをご存知ですか?

今回は、その足跡をたどって、伝説の地を訪ねてみました。

弁慶の鍋ころがし

「団地坂上」バス停<br>今回は新百合丘駅から行ったけど、百合ヶ丘駅からのが全然近い。
「団地坂上」バス停
今回は新百合丘駅から行ったけど、百合ヶ丘駅からのが全然近い。
麻生区百合丘3丁目にある「団地坂上」というバス停付近にある、「弁慶の鍋ころがし」と呼ばれる場所があるという情報を発見!

平安時代末期に、弁慶が義経とともに鎌倉へ急ぐ道のりで、断崖のような尾根道だったこの場所で、弁慶の馬が足を踏み外しそうになった時、はずみで鞍の後ろにくくりつけていた鍋が崖下へ転げ落ちていき、この名がついたといわれているそうです。
けっこう急な階段です…
けっこう急な階段です…
「鍋ころがし」は、バス停すぐ近くにある「王禅寺見晴らし公園」から見られるということだが、バス停で降りたものの、見回しても公園らしきものはなく、後ろに急な階段があるばかり。

階段の下のほうから人の話し声が聞こえるので、とりあえず降りて聞いてみよう。


いま降りてきたばっかりなのに、また登るの~?
いま降りてきたばっかりなのに、また登るの~?
「あ、私知ってる」と、一人のママさん。
中には知らないというママさんもいるみたい…見晴らしのいい公園なのに、子育てママたちに人気!じゃないの…?

「その階段を登りきったら左に行くとすぐですよ」
ママさんたちにお礼を言って、また階段を登る。
うう、この階段けっこうきついよー
公園ぽいものは見当たらないんだけど…
公園ぽいものは見当たらないんだけど…
と思ったら、5m先にこんな看板が。
と思ったら、5m先にこんな看板が。
公園の全貌
公園の全貌
もしや、ここが公園なのか。

特に遊具は何もない。
ベンチがふたつと、木が一本。
カメラの中に公園の全貌が収まるくらい小さい。

恐るべし、王禅寺見晴らし公園。

それでも、さすがに見晴らしは良いはず!
どれどれ、景色を見渡してみよう。
たぶん、ここが景色を見渡すための台。
たぶん、ここが景色を見渡すための台。
台の前にある案内板は…
台の前にある案内板は…
眺望案内図。<br>ここから見える山々が描いてある。
眺望案内図。
ここから見える山々が描いてある。
かなり曇ってたけど、見えたような気になれた。
かなり曇ってたけど、見えたような気になれた。
草が生い茂っていて、崖って感じはしない…
草が生い茂っていて、崖って感じはしない…
聞くところによると、この小さな公園は、夜景の綺麗な場所としてカップルも来る隠れスポットだそう。たしかにここなら誰にも邪魔されずに二人だけで夜景を眺められそう。

おっと、そうそう。
景色を見にきたんじゃなかった。
弁慶の鍋ころがしだよ。

柵の下がその鍋ころがしらしいので、ちょっとのぞいてみよう。
どれどれ…
がんばって乗り出して撮った写真がこれ。<br>崖の下は住宅地になっています。<br>今なら鍋を落としても誰かが拾ってくれそうだ。
がんばって乗り出して撮った写真がこれ。
崖の下は住宅地になっています。
今なら鍋を落としても誰かが拾ってくれそうだ。
表彰します。
表彰します。
鍋をころがしただけなのに、表彰状にいったい何て書けばいいのかわからなかったけど、むりやり表彰します。


王禅寺見晴らし公園
小田急線百合ヶ丘駅より徒歩約18分。
または小田急バス[百02]団地坂上バス停より徒歩約2分。