平成30年(2018年)11月7日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成30年第44週)を作成しましたのでお知らせします。
第44週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)流行性角結膜炎でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は4.38人と前週(4.30人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は2.51人と前週(2.89人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
流行性角結膜炎の定点当たり患者報告数は1.67人と前週(1.56人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
今週のトピックス
“~薬剤耐性(AMR)を知っていますか?~”について取り上げました。
さまざまな細菌感染症の治療薬として抗菌薬(細菌の増殖を抑制したり殺したりする薬)が使用されています。抗菌薬は、適切な使い方をすれば非常に効果のある治療薬ですが、一方で中途半端に、あるいは不必要に使用すると、抗菌薬の効かない耐性菌を生み出してしまう危険もあります。薬剤耐性(AMR)とは、特定の種類の抗菌薬等が効きにくくなる、または効かなくなることです。