平成30年(2018年)11月14日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成30年第45週)を作成しましたのでお知らせします。
第45週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)伝染性紅斑でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は5.65人と前週(4.38人)から増加し、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.38人と前週(2.51人)から増加し、例年より高いレベルで推移しています。
伝染性紅斑の定点当たり患者報告数は1.84人と前週(1.32人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“感染性胃腸炎の患者報告数が増えてきました!”について取り上げました。
感染性胃腸炎は細菌やウイルス等を原因とし、嘔気・嘔吐、下痢、腹痛等を主症状とする感染症です。毎年、秋から冬にかけて流行し、12月にピークを迎えます。
川崎市では、平成30年第45週(11月5日~11月11日)の定点当たり患者報告数が5.65人となり、例年と比べると流行の始まりはやや遅いですが、4週続けて患者報告数が増加しました。
手洗いや嘔吐物・便の適切な処理等の予防対策を徹底し、感染性胃腸炎に「感染しない・感染させない」ための心がけが大切です。