平成30年(2018年)6月20日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(平成30年第24週)を作成しましたのでお知らせします。
第24週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)伝染性紅斑でした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は7.30人と前週(7.92人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.68人と前週(3.76人)から横ばいで、例年並みのレベルで推移しています。
伝染性紅斑の定点当たり患者報告数は2.65人と前週(2.35人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“夏場に気をつけたい感染症~腸管出血性大腸菌感染症~”について取り上げました。
腸管出血性大腸菌は、強い毒素を産生する大腸菌で、代表的なものとして、O157やO26などが知られています。
厚生労働省によると、現在、関東地方を中心に同一の遺伝子型の菌を原因とする感染症・食中毒事案が発生しており、感染原因の究明に向けて調査が行われているとのことです。
例年、7~9月にかけて患者数が増加するため、予防対策の徹底が重要です。