川崎アワード
一歩足を踏み入れてみると、これはまた素晴らしい景色!
まるで京都か奈良、鎌倉のような古都の風景です。
梅雨の晴れ間の蒸し暑い日でも、緑の中は涼しい風がふわ~っと通り抜けていく。
急いで歩いたらもったいない、本堂までゆっくりゆっくり歩いて行こうっと。
そして本堂の入口に到着。
この庭といい、本堂の雰囲気といい、由緒正しいまじめなお寺です。
外からちょっと見ただけじゃ、まんが寺って感じはしないんだけどなぁ。
さて、まんがたちはどこに?
「すみませーん、観覧予約をしたまいぷれです~」
と声をかけてみると、出てきたのはこれまたまんが寺にぴったりな(しつれい、でもホントにぴったりな雰囲気なんです)ご住職。
「どうぞ、ゆっくり見ていってね」とフレンドリーなお言葉をいただきました。
では遠慮なく!
※まんが寺を拝観する場合は、予約が必要です。お忘れなく!
これぞまんが寺!
本堂の中は、どこもかしこも漫画だらけ!
好きに撮影していいよ、といわれても、全部をここで紹介するのは難しい。。。
ここはみなさん、ぜひ実際に見にいってください~!
いやはや、ホントに漫画でお腹いっぱい!って感じです。
どれも一つ一つにストーリーがあり、じっくり見ていたら時間が過ぎるのも忘れてしまう。
漫画好きにはたまんないお寺です。
こちらでいただいた「まんが寺縁起」のプリントによると、
「日本が竹やりで戦争していたころ、日本漫画奉公会のサムライ35名が川崎市電の建設勤労奉仕にかりだされ、これがご縁となって漫画も戦力にと各所を巡り優良産業戦士の似顔を描き、お米の供出のよい農家に漫画の色紙を贈りました。この仕事のお先棒をかついだのが若き日の前まんが寺の和尚でした。お説教のできない和尚は漫画の説教力に魅せられ、漫画のトリコになってしまいました。-----------------」
とのこと。
いつの時代も漫画は多くの人々の心をつかむものなんでしょう。実際この私もこのお寺の漫画が見たくてここまで来たわけですし……
ご住職、ありがとうございました!
お礼を言って帰ろうとすると、出口近くの壁にまたこんなおもしろいものが…
「絵心経(般若心経画とき)」
こ、これは!
ありがたい般若心経が笑っちゃうほど簡単に、絵文字になっています。
「はら」って…おいおい。
どこまでもユーモアにあふれたお寺です。ぜひご住職の写真を撮らせて欲しいとお願いしましたが、残念ながら。
ということで、お会いしたい方はぜひお寺へ!
ちなみにご住職は、ユーモアネーム「宮内まんキチ」というお名前もお持ちです。
もう漫画でお腹いっぱいです。
たっぷり楽しませてもらいました。
それでは、全部の漫画を代表して、のらくろさんに表彰状を受け取っていただきたいと思います。