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かわさきマイスター活動レポート

「カップ戦に出たい」に応え

かわさきマイスター久保田宗孝杯サッカー3年生大会2回目

提供:川崎市
ファイトあふれる攻守で接戦になったリバー(上下・濃緑)と菅の決勝戦
ファイトあふれる攻守で接戦になったリバー(上下・濃緑)と菅の決勝戦
サッカーをしている小学校低学年の「カップ戦に出たい」願いに応えて「第2回かわさきマイスター久保田宗孝杯3年生大会」が2011年12月23、25の両日、川崎市川崎区東扇島東公園多目的広場で行われました。この大会は、デザイン彫金士の久保田さん(川崎区在住)がかわさきマイスターとして人々の生活を支える「もの」をつくるだけでなく、子どもたちの健全な育成、地域に貢献したい思いを込めて開催立ち上げに協力し2010年12月に始まりました。
今大会には川崎市10クラブ、横浜市1クラブ、千葉県市川市1クラブの12クラブ200余選手が出場しました。23日は、曇天で冷たい海からの強い風を受けながら予選グループ戦が行われました。25日の決勝トーナメント戦は、快晴の下で熱いたたかいが繰り広げられました。
準々決勝でJUNTOS(上下・白)の<br>攻めを防ぐ平間
準々決勝でJUNTOS(上下・白)の
攻めを防ぐ平間
大島(上下・青)が堅守するリバーを<br>かわし攻めた準々決勝
大島(上下・青)が堅守するリバーを
かわし攻めた準々決勝
冬の日差しを受け輝く久保田宗孝杯とメダル(中央)、盾
冬の日差しを受け輝く久保田宗孝杯とメダル(中央)、盾
本部前で「よろしくお願いします」<br>と述べるJUNTOS
本部前で「よろしくお願いします」
と述べるJUNTOS
会場に到着したクラブの選手たちが次々本部前に並んで大きな声で「よろしくお願いします」とあいさつし、机上の久保田杯、盾、メダルを見つめます。優勝クラブへ贈る久保田杯は、かわさきマイスター鍵屋清作さん(川崎市高津区在住=金属ヘラ絞り)が久保田さんの思いに共感、賛同し作り上げたものです。冬の日差しに輝く4位以上のクラブに贈る盾上部の真紅の石は、久保田さんが「子どもたちに励みになるものをと思ってちょっと工夫をして埋めた」のでした。
マイスターの久保田さんと、鍵屋さんを<br>紹介するパネル
マイスターの久保田さんと、鍵屋さんを
紹介するパネル
選手の母親のひとりは会場フェンスに取り付けられた久保田さんと鍵屋さんを紹介するパネルを見ながら「かわさきマイスターの方々って、すごい技術をもっておられるのですね。その方々が子どもたちのサッカーを応援してくださっている。ありがたいことです」と話していました。
決勝戦で、リバーFC(フットボールクラブ)=川崎市幸区=が菅FC=同多摩区=に1-0で勝って初めて久保田杯を獲得しました。前回優勝の川中島SC(サッカークラブ)=川崎区=は3位でした。初出場のFC・JUNTOS=幸区=が4位入賞をしました。久保田さんは以上4クラブに盾、各クラブ1選手に優秀選手メダルを贈りました。

ちょっぴりうまくできて楽しかった

鶴見東(上・白)が鷹に0-0から<br>PK勝ちした順位戦
鶴見東(上・白)が鷹に0-0から
PK勝ちした順位戦
この大会は、どのクラブも1日に少なくても2試合でき、何人でも交代でき全選手に試合出場の機会を与える15分ハーフで行われました。上位進出が惜しくもできなかったFC鷹=川崎区=の左バック青木リキ選手は「1年生からサッカーをしているのに、ゲーム(大会)が少ないので、ゲームに出たくてもなかなか出られない。でも、きょうは思い切りゲームができた。ちょっぴり、うまく守れるようになって楽しかったよ」といいました。
東門前(上・青)が南生田に1-0<br>で競り勝った順位戦
東門前(上・青)が南生田に1-0
で競り勝った順位戦
予選で全敗しましたが、順位決定戦でFC南生田サントス(川崎市多摩区)、FC鷹に勝ち9位になった東門前ファイターズ=川崎区=の宇田川聡コーチは「川崎市で3年生の大会は年間で、久保田杯と朝日新聞杯しかありません。練習試合も含めて区外のクラブと試合ができるのはめったにないので、久保田杯に出られて、子どもたちは喜んでいます。そのうえ菅FCとかリバーFCのような立派なところと公式戦ができ、勉強させていただきました。マイスターの人たちが大会開催に協力してくださり、うれしいし、感謝しています」と話していました。

どの子にも試合の機会を与えた久保田杯

JUNTOS(上下・白)と川中島の3位決定戦の攻防
JUNTOS(上下・白)と川中島の3位決定戦の攻防
父母の応援を背に奮闘する菅<br>(上・青)と新町の準々決勝
父母の応援を背に奮闘する菅
(上・青)と新町の準々決勝
準々決勝で激しく競り合う川中島<br>(上・黄、下・白)と新浜
準々決勝で激しく競り合う川中島
(上・黄、下・白)と新浜
優勝したリバーFCのトップフォワードで主将の佐々木柊真(しゅうま)選手は3得点し、まわりの選手から「うちのエースストライカー」といわれるようになりました。佐々木選手は「みんなで力を合わせ、がんばったから勝てた。すごーく、うれしい。もっと練習し、みんなで点を取れるようにし、強いチームにしたい」と大きな声で宣言しました。

志村修監督は「(この大会では)どの子にも試合に出る機会を与えることができ、サブの選手もがんばってくれ、うれしかった。この子たちの人生にとって、この大会はとても大きな力を与えてくれたと思います。サッカーにとって必要な技術、勝利への意欲を含め基本的なものを習得するようにした結果、優勝できました。こういう大会を開催していただき、ありがとうございます」と述べました。

大島シェルズ(川崎区)の監督、コーチや選手父母は大会運営に尽力しました。米澤秀房ヘッドコーチは「大会運営費づくりで苦労してきました。物心両面での久保田さんはじめマイスターの支援は「とても助かります」と話します。「低学年の子どもたちに1試合でも多く試合をさせ、サッカーのよさ、楽しさを味合わせてやりたい。この私たちの思いに応えているのが久保田さんはじめマイスターの方々です」と述べ、いっそう充実した久保田杯に向けて努める意を表明しました。
各クラブの最優秀選手にメダルを贈る<br>久保田さん(左端)
各クラブの最優秀選手にメダルを贈る
久保田さん(左端)
グラウンドに感謝の気持ちを込めて<br>整備をする大島の選手
グラウンドに感謝の気持ちを込めて
整備をする大島の選手
久保田さん(後ろ右)と初優勝の<br>記念撮影をするリバー選手
久保田さん(後ろ右)と初優勝の
記念撮影をするリバー選手
準優勝した菅の選手を祝う<br>久保田さん(後ろ左から2人目)
準優勝した菅の選手を祝う
久保田さん(後ろ左から2人目)
3位の川中島の選手とともに記念撮影<br>する久保田さん(後ろ)
3位の川中島の選手とともに記念撮影
する久保田さん(後ろ)
初出場で4位になったJUNTOS選手。<br>後ろ右は久保田さん
初出場で4位になったJUNTOS選手。
後ろ右は久保田さん

<予選の結果=12月23日> 2位までが決勝トーナメント準々決勝戦に進出。

Aブロック
Aブロック
Bブロック
Bブロック
Cブロック
Cブロック
Dブロック
Dブロック

<決勝トーナメントの結果=12月25日>

◇準々決勝
川中島 5-0 新浜
菅FC  3-0 新町
JUNTOS 2-2 平間FC(PK 3-2)
リバー 3-0 大島

◇準決勝
菅FC  3-2 川中島      
リバー 1-0 JUNTOS

◇決勝
リバー 1-0 菅FC

◇3位決定戦
川中島 1-0 JUNTOS
久保田 宗孝さん

宝飾品、時計など独自で繊細かつ丈夫な装飾品の製作を、デザイン・金・銀・プラチナ溶解分析・地金作成・組立まで、全工程を一人で行い、顧客からの難問や難しいデザインに対応することで、オリジナリティのある技術を磨いています。他の店で修理を断られた客に自分の技術を活かして、大切なジュエリーを蘇らせることに仕事の喜びを感じ、技術向上に努める一方で、若手の指導育成にも熱心なマイスターです。

手作り工房 有限会社「ジュエリークボタ」
【所在地】  川崎区大島2-12-5
【電話番号】  044-246-0071
鍵屋 清作さん

単品で少量かつ複雑な物を作るには、ヘラ絞りはなくてはならないものです。円形状の金属盤を回転させながらヘラ棒で押さえて丸い立方体を作るもので、むらを出さず、位置に注意をしながらの作業は経験と勘に頼らざるをえません。鍵屋さんは50年近くに渡って「金属ヘラ絞り」を手がけてきた熟練度の高い職人です。

今野工業株式会社
【所在地】  高津区下野毛2-14-18
【電話番号】  044-811-7204~5
【HP】 http://herashibori.com/