令和元年(2019年)11月20日
市内の定点医療機関から提供された感染症の患者発生情報をもとに市民提供情報である「今、何の病気が流行しているか!」(令和元年第46週)を作成しましたのでお知らせします。
第46週で定点当たり患者報告数の多かった疾病は、1)感染性胃腸炎 2)A群溶血性レンサ球菌咽頭炎 3)インフルエンザでした。
感染性胃腸炎の定点当たり患者報告数は5.03人と前週(3.27人)から増加し、例年より低いレベルで推移しています。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり患者報告数は4.73人と前週(3.03人)から増加し、例年より高いレベルで推移しています。
インフルエンザの定点当たり患者報告数は2.67人と前週(1.33人)から増加し、例年よりかなり高いレベルで推移しています。
今週のトピックス
“A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の報告数が増加しています!”について取り上げました。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は、突然の発熱とともに咽頭炎などの症状を引き起こす細菌感染症で、主に春~初夏及び冬季に流行がみられます。
川崎市においては、令和元年8月下旬以降、過去5年間平均と比べてやや高いレベルで推移していましたが、令和元年第46週(11月11日~11月17日)には定点当たり患者報告数が4.73人となり、前週の定点当たり3.03人から急増しました。特に宮前区、高津区、川崎区での報告が多くなっています。
就学前後の小児の報告が多いため、集団施設などでの流行には注意しましょう。