ウェルテックは、福祉施設を想定した「模擬環境ラボ」を備えた福祉製品・サービスの開発支援施設です。
川崎市と国立大学法人東京工業大学、国立研究開発法人産業技術総合研究所の三者が共同して運営を行い、福祉製品の開発・改良を行う市内の中小・ベンチャー企業を中心とした開発事業者を支援します。
具体的には、ウェルテックを拠点とし、開発事業者が福祉現場のニーズを捉えられるよう、川崎市・東京工業大学・産業技術総合研究所が福祉現場との橋渡し等の伴走支援を行います。
また、国立大学法人東京工業大学と国立研究開発法人産業技術総合研究所が開発・改良を目指す福祉製品等の定量的評価を行い、福祉製品開発事業者に対して的確な助言を行うことで福祉製品の開発と市場参入を促進させ、本市の福祉産業の振興を図ります。
「Kawasaki Welfare Technology Lab カワサキ ウェルフェア テクノロジー ラボ」
(略称「ウェルテック」)
川崎市複合福祉センター「ふくふく」1階 (川崎市川崎区日進町5-1)
「ふくふく」とは、川崎市と社会福祉法人三篠会が共同で運営する官民複合施設です。
「ふくふく」については、こちらのページでご確認ください。
JR川崎駅徒歩15分・京急八丁畷駅徒歩5分
令和3年8月31日(火)
10時から16時30分まで(12時から13時を除く)
土曜日、日曜日、祝日、年末年始
福祉製品を開発・改良しようとする開発事業者(市内中小・ベンチャー企業等)など
電話番号 044-223-6468
メールアドレス info@kawasaki-weltech.com
1.課題のある福祉製品の安全性等に関する技術的助言
健常者によるリスク要因を抽出し、安全性や性能の分析を行った上で得られた定量的評価を開発事業者にフィードバックします
高齢者・障害者と支援人材からの定性的な意見を収集し開発事業者にフィードバックします
高齢者・障害者の福祉製品の利用状況を映像に残し、リスク要因の抽出、安全性や性能の分析を行った上で得られた定量的評価を開発事業者にフィードバックします
2.日常生活における安全上のリスクに対応する製品等の新規開発支援
高齢者・障害者が日常生活において製品またはサービスが無いことがリスク要因になっている状況を映像から分析、抽出します
リスク要因を解決する製品やサービスの企画を開発候補事業者に提案します
単独もしくは複数の開発事業者による開発チームを作って技術的助言等を行います
海外諸国では、車いす等の福祉製品は医療機器扱いで販売には安全性や性能の規定に適合する科学的なデータが必要となるため、国(経済産業省)と連携して科学的なデータ取得の場としての機能を構築させ、安全性や性能等の評価項目や指標の検討を行います。なおウェルテック上階の施設と連携して仕組みを実行する場としても機能させます。
「かわさき基準(KIS)」は、「自立支援」を中心概念とする8つの理念に基づく革新的な福祉製品を認証し、認証製品の活用・普及促進による新たなライフスタイル・ワークスタイルの確立を推進するなど、人の生活全般を豊かにする新たな産業の振興を通じ、市内産業の活性化を図ることを目的としています。
今後、ウェルテックにおいて、「かわさき基準(KIS)」の認証過程における一部評価を行い、評価基準の作成や改良も行っていきます。
Kawasaki Welfare Technology Lab(ウェルテック)の取組について動画で紹介しています。
「ウェルテックって何?」とイメージが湧かない方、
動画を見れば、どんなことをやっている場所か、「なるほど!」と分かるはず。
ぜひご覧ください。
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川崎市複合福祉センター「ふくふく」について記載している川崎市のホームページです。
川崎ウェルテックの公式ホームページです。