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みやまえ子育てガイド「とことこ」

子育て

【こどもの成長】~1歳6か月

発達の主な特徴

行動範囲が広がります

この時期の子どもの発達の大きな特徴の一つは、つかまらずに歩けるようになることです。
歩けるようになることは、子どもにとって大きな喜びであり、子どもは一歩一歩踏み出しながら行動範囲を広げ、自分から回りの物や人に関わっていこうとする意欲を高めていきます。歩けるようになることは、自分の意思で自分の身体を動かすことができるようになることで、子どもは「自分でしたい」という欲求を生活のあらゆる場面に発揮していきます。一人歩きを繰り返しながら足の力やバランスが身に付き、歩くことが安定すると自由に手を使えるようになり、様々な物を手に取り、指先を使いながらつまんだり、拾ったり、引っ張ったり、物を出し入れなどの操作を何度も繰り返します。
また、絵本をめくったり、クレヨンなどでグルグル描きを楽しめるようになります。
そのような遊具を媒介にしたやり取りが子どもと大人の間に広がり、子どもの好奇心や遊びへの意欲が培われていきます。

お話ができるようになります

子どもは気持ちを汲んでくれる大人との関わりの中で、自分から身近な人に呼びかけたり拒否を表す片言を言ったり、言葉で言い表せないことは指差しや身振りで示し、親しい大人に自分の気持ちを伝えようとします。子どもの片言や指差す物を言葉にして返していくことにより子どもは「まんまちょうだい」などの二語文を獲得していきます。

周囲の人に興味や関心が高まります

この時期には、近くほかの子どもが玩具で遊んでいたり、大人と楽しそうにやり取りをしていたりすると、近づいていこうとします。また、他の子どもの仕草や行動を真似たり、同じ玩具を欲しがったりします。特に日常的に接している子ども同士では、同じことをして楽しむ関わりや追いかけっこをする姿などが見られます。その中で玩具を取り合ったり相手に対して拒否したり、簡単な言葉で不満を訴えたりすることもありますが、こうした経験の中で大人との関わりとは違う子ども同士の関わりが育まれていきます。

大事にしたいこと

①この時期、安心できる大人との関係の中で充分に身の回りの世話をしてもらい、生きていく上で必要な数多くの生活習慣(食事・排泄など)を身につけていきます。その基盤となるのはやはり、これまでに培われた安心できる大人との関係です。

②身近な興味ある行動を真似て、自分の活動の中に取り入れていきます。
その中で子どもは「できる」という自信を持ち、より自発性を高めていきます。

③いわゆる「ひとり遊び」の時を大切にしましょう。
ひとりで何かに熱中している時に無理に友達や玩具などを与えると遊ぶ気分が壊されてしまうことがあります。でも、決して放っておくのではなく、見守るということを忘れないようにしましょう。

④まだ、子ども同志で一緒にいても上手に関わって遊ぶことはできません。
橋渡しをして、気持ちを代弁してあげる中で優しい関わり方を知らせていきましょう。

⑤言葉もよりたくさん出てきてとても楽しい時です。でも、まだまだ大人の世話が充分に必要な時期でもあり、個人差もあるので、「ことばが遅い・・・」「おむつが取れない・・・」など大人が気にしすぎるよりも、子どもの「今」を楽しく十分に過ごせるように、心掛け、一緒に遊んであげましょう。

こんなことも・・・

◎大人の言う事が分かるようになり、呼びかけたり、拒否を表す片言を盛んに言うようになります。
⇒言葉で言い表せないことは、指差しや身振りなどで示そうとします。

◎大人から一方的に何かをされたり、無理強いされることは好まないので、「鼻がでているから、かもうね」など、きちんと子どもに向かって伝えていきましょう。話して伝えてあげることが大事な時期です。

◎生活面では自分でやってみようとする気持ちが芽生えてきます。
⇒心地良さを知らせながら、興味や、やってみようとする気持ちを持たせてあげましょう。子ども達は、ただただ自分でできる喜びを味わいたいのです。そして、自分で出来た喜びを大好きな大人に認めてもらいたいのです。だから、子ども達は1つ片付けたらお母さんの顔を見ようとするでしょう。
自分の思いとおりにできたことを共に喜び合いたいのです。この時、「上手にお片づけしてくれてありがとう」と言うと、子どもは期待通り認めてもらえた喜びで、もう一度挑戦しようとしてくれるでしょう。できて嬉しいという心は、大好きな大人に受け止めてもらえることによって、いよいよ拡大し、ますます自分の事は自分でしてみたくなるのです。身近な事を自分でやる力を、生活技術を身につけていくこととしてだけ大人が捕らえていると、どうしても子どもに心の中に入って達成感を共感していくことができません。

◎新しい事に興味を示し、触れたり、動かしたりといった探索活動が活発になります。
⇒どんどん新しい行動に挑戦していく時です。それが大人の目にはいたずらにも見えますが、「だめ」で片付けずに見守り温かく認めましょう。時には言葉を掛け一緒にいたずらの仲間入りも良いかもしれません。ただし、危険な事や人の迷惑になることは毅然と止めさせましょう。