川崎36景
2月もそろそろ半分に近づき、梅の季節になってきました。
川崎市にもたくさんの梅見のスポットがあります。
今回は、その中でも明治天皇が梅見を楽しまれたという「御幸公園」に行ってみました。
多摩川大橋からほど近い場所にある、御幸公園。
地元では、梅林と同じく秋の銀杏が有名で、その季節には、ギンナンを拾いに朝から人が集まるそうです。
さすがに2月は緑は少ない…
背の高い木々が多いこの公園。
銀玉鉄砲で遊ぶ中学生や、オリジナルのストレッチをするシニアの方など、それぞれが休日の昼下がりのひとときを過ごしていました。
のんびりひなたぼっこ
あ、猫発見!
背中がかゆいのか、じゃれてるのか、近くにいっても特に逃げる様子もない。
川崎って、猫多いんですよねー。
猫のボランティアっていうのもたくさんあるようです。
次はどこにいこうかな
のんびり移動
公園の一角には遊具のある場所もありますが、この日は小さな子が遊ぶ姿はなく、おじさんが太極拳を練習中。
けっこう本格的な動き…
枯れ葉の絨毯の上で太極拳
静かだなぁ
見事な梅…を見たかったのに
で、かんじんの梅園はどこ?
公園の中は意外と広く、梅園は一番向こう側にありました。
んーーーー。
有名なわりには、それほど大きくない…
しかもまだ咲いてないような…
日の当たるところにいこう
大きな木々の向こうにある梅園。
日のあたるところは、ぽつりぽつりと花が咲いているみたい。
満開とはいきませんが、それでも梅見に来ている人は何人もいました。
やっぱり有名なところ、なんだね。
高層ビルと梅って、意外と合う?
咲いてる~!
梅の花ってかわいいよね。
こんなに咲いてる木もありました。
梅はやっぱり紅白そろってるのがいい。
青空とのコントラストがきれい!
ねむ…
あ、また猫発見。
かなり気持ちよさそう。
これぞひなたぼっこ、ってなポーズでお昼寝中でした。
邪魔しちゃ悪いんで、そっとその場を去る…
美しいところだけ写真とりますね。
できればお弁当を持って、のんびり梅見をしたいところだけど、残念ながらこの公園でお弁当を広げるのは難しそう。
梅園の周りはそれほど美しくない…のですよ。
近くには粗大ゴミやら、紙くずやら、ペットボトルの空きびんやら。。。
せっかくの梅園が残念。
梅園の隣には、明治天皇が梅見に来られた記念碑「明治天皇臨幸御観梅跡碑」がありました。
【明治天皇臨幸御観梅跡碑 】
江戸中期から多摩川下流両岸は梅の産地として有名で、春には多くの梅の花が咲き、香りを楽しむ見物客でにぎわいました。明治17(1884)年3月19日、明治天皇が朝野新聞の社主成島柳北の三回の「小向の探梅記・看梅記」を思い出されて小向村の梅見を楽しまれました。御幸公園内に建つ明治天皇臨幸御観梅跡碑は、その観梅を記念する碑です。天皇が行幸されたことを記念して、6年後の明示22(1889)年に南河原、小向、戸手、古川、塚越、下平間など8ヶ村が合併した時、「御幸村」と名づけられました。
※「さいわいガイドマップ」より
記念碑のとなりにひっそりと、こんなのがありました。
「川崎市水準点」
地面の高さを調べるものだそうです。
めずらしいのでチェック!
水準点を大切にしましょう。
この石が水準点、なんですね。
梅、きれいでした。
梅見って、桜のお花見とはちがって、それぞれの花を愛でる、というお花見ですね。
御幸公園で満開の梅見、ぜひ行ってみてください!
御幸公園
神奈川県川崎市幸区東古市場1