かわさきマイスター活動レポート
かわさきマイスター匠展（たくみてん）１日目レポート
展示コーナー
展示コーナーでは、かわさきマイスタ-の方の展示、実演がありました。
展示されたマイスターは
・平成11年度、プレス順送金型設計の分野で認定の大橋明夫さん
・平成17年度、印刷技能士の分野で認定の流石（さすが）栄基さん
・平成20年度、洋菓子の分野で認定の仲亀誠市さん
・平成18年度、製靴師の分野で認定の吉田良雄さん
・平成19年度、プリント配線基板製造の分野で認定の、落合康貴さん
1日目のレポートでは、大橋明夫さんと流石（さすが）栄基さんを紹介します。
大橋 明夫さん （プレス順送金型設計）
平成１１年度認定かわさきマイスター大橋明夫さんの展示「フランジ付きパイプの生産過程」。「フランジ付きパイプ」とは、ステンレスの溶接部品であり、パイプに、継手として使われることが多いフランジを溶接したものです。
【展示題名】 プレス、絞り加工
【展示内容】 プレス、絞り加工、フランジ付パイプの生産過程
プレス順送金型設計の分野でかわさきマイスターに認定された大橋さんは、中小企業の工業系では量産と工程の省力化が課題となっているなかで、蓄積された知識と経験を活かし、金型の設計から加工まで一貫して行っています。特に「順送」による「しぼり」（一枚の板からしごいて筒のようにする）等を得意とし、日本のハイテク産業を支えている一人です。
流石（さすが） 栄基さん （印刷技能士）
鮮やかな色が再現された、見事な６色印刷のポスター
【展示題名】 6色印刷（通常印刷は4色）
【展示内容】 B3ポスター3種類
印刷技能士の分野でかわさきマイスターに認定された、流石（さすが）さんの6色印刷のポスターの展示です。
流石さんは、カラー印刷において、色の再現を得意分野としており、スキャナーを媒体に色分解する技能を保持している職人で、世界的なアーティストのポスターや画集・写真集などを手がけています。
「かわさきマイスター匠展」一日目は、盛況のうちに閉会しました。訪れた人たちは熱心に匠（たくみ）の技に見入っていました。
みなさんも、来年は、こんな素晴らしい、手造りの伝統の技を受け継ぐ「マイスター匠展」にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
